voice

受賞の一報を聞いたときは、ただただ驚きました。
社内ではあまり実感が湧きませんでしたが、周りの方々から「すごいことだ!」と祝福の言葉をいただくうちに、その評価の大きさを実感しました。まるで台風の目の中心にいるような不思議な感覚です。
「人への投資・環境整備」分野でクドバス(職業能力の構造に基づくカリキュラム開発手法)を活用した技能マニュアル等による人材教育の取組みを評価していただきました。
クドバスの導入は約10年前、ベトナム人の技能実習生に技術を教える方法はないか、と考えたのがきっかけです。「カン・コツ・経験」という従来の教育や育成から脱却するため、作業で必要となる技術・技能の洗い出しを行い、熟練者が行う作業を動画撮影して技能マニュアルとして作成する取組みになります。
特に動画マニュアルは、外国人従業員に言葉の壁を越えて視覚的に技術を伝えられる点が大きなメリットです。また、多能工化を進める中で作業を忘れてしまった際にいつでも振り返ることができ、時間の短縮やミスの削減にも繋がっています。

クドバスの導入や5S活動など、新しい取組みを始めた当初はなかなか成果が見えず、従業員の理解を得るのに時間がかかりました。
また、弊社は機械設備や工程が多いため、すべてのマニュアルを整備して常に最新の状態に保ちながら運用していく点には今も苦労しています。
すぐに結果を求めるのではなく、中長期的な視点で継続することが大切だと感じています。一つの成功体験をきっかけに、従業員が自発的に改善活動に取り組むようになりました。
また、閑散期を利用してマニュアル作成を進めたり、定期的に専門家の指導を受けたりすることで、客観的な視点を取り入れながら課題解決を図っています。
こうした一つひとつの取組みを成功させるためには、会社の理念やビジョンを明確にし、従業員と共有することが不可欠だと考えています。

これまで、各種補助金の申請支援をはじめ、経営革新計画の策定や専門家派遣など、多岐にわたる支援を活用させていただきました。今回の受賞も、こうした商工会の皆様の継続的なサポートがあったからこそだと深く感謝しています。
現在は、生産性向上のための「目標管理」の仕組みづくりに取組んでいます。日々の目標と実績を管理し、改善策を考え実行するサイクルを確立することで、会社としてさらに成長していきたいです。
また、将来的には環境問題や農業、障害者雇用など社会課題に対し、革新的なアイデアやビジネス手法を用いて解決を図るソーシャルイノベーションに挑戦したいと考えています。
過去にどん底の時がありましたが、「唯一生き残るのは、変化に最もよく適応した者である」というダーウィンの進化論から生まれた言葉で考え方が変わりました。時代に合わせて変化することを恐れずに、積極的に行動した結果が今回の受賞に繋がったと思います。
また、会社の理念やビジョンを明確にし、それを従業員と共有することが事業を推進する上で最も重要だと感じています。どんなに優れた取組みも、目的が共有されていなければうまくいきません。すぐに結果が出なくても諦めずに、中長期的な視点で取組みを続けることが成功への鍵だと思います。
共に地域を盛り上げていきましょう。

業 種
金属製品製造業
岡山市南区植松237
電話番号
086-485-0953
ホームページ
・経営革新計画
・岡山県サプライチェーン再構築設備投資補助金
・事業再構築補助金
・ものづくり補助金
・岡山県生産性向上支援事業補助金
・中小企業省力化投資補助金
・岡山南商工会 個別相談会
・岡山南商工会 専門家派遣